Research

マスメディアとリスコミ

研究の趣旨



研究のきっかけ



これまでの成果



今後の展望



おすすめの参考文献

 まずはなんといっても 木下冨雄(2016)『リスク・コミュニケーションの思想と技術:共考と信頼の技法』, ナカニシヤ出版. です。リスク・コミュニケーションをリスクの民主的管理、あるいは「共考」と捉える考え方は現代社会の状況に鑑みるととても説得力がありますし、これをどうにか社会実装することはひとつの大きな目標として社会に共有されるべきだと考えられます。それから 鷲田清一(2013)『パラレルな知性』, 晶文社. は直接リスコミを扱った本ではありませんが、そうした理論と実践の前提となる考え方や態度を提供してくれる名著です。


 いま「専門知」が置かれている状況を整理するには トム・ニコルズ(2017)『専門知は、もういらないのか』, みすず書房. あるいは ハイジ・J・ラーソン(2021)『ワクチンの噂:どう広がり、なぜいつまでも消えないのか』, みすず書房. などもオススメです。具体的なリスクの事例について知りたいのであれば、欧州環境庁(2005)『レイト・レッスンズ:14の事例から学ぶ予防原則』, 七つ森書館. がショートカットになるでしょう。個別の事例についてはネットでアクセスできる文書がたくさんあるので、そのあたりも調べてみてください。